夜中に突然目覚めてパニックのように泣き叫ぶ我が子・・・そんな場面に出くわしたら、親はとても心配で怖いですよね。
我が家の娘は2歳~5歳頃まで、そのような状態に悩まされました。
今回は、今現在悩まれている方の参考になればと思い、我が家の体験談をお話します。
夜中に気が狂ったように泣き叫ぶ我が子・・・これって夜泣き??

娘が2歳頃のある日、寝かしつけが終わって1~2時間経った頃、寝室から突然泣き声が聞こえました。「久しぶりに夜泣き?珍しいな」と思い娘の元に向かうと、ベッドに座って泣いていました。
そこで、いつもと様子が違うことに気が付きます。目は開いてこっちを見ているのに、私が見えていないようでした。
今までに聞いたことない、とても恐ろしいことがあるような声で気が狂ったように泣いています。こちらの呼びかけにも反応しません。
そのうえ、ベッドから立ち上がってどこかに行こうともしました。

夫は帰宅前で娘と二人きりだったため、異常な状態の娘にとても恐怖を感じました。
数分後、だんだん落ち着いてうとうとしてきて、そのまま寝てしまいました。
夜驚症になる原因・・・娘の場合を考えてみた
その夜はそれで落ち着いたので、何だったんだろう?と思いながらもそのまま過ごしました。
しかし、そのあとも何度か同じようなことが起きたため、気になって調べてみると「夜驚症」というワードがヒットしました。
夜驚症:
睡眠中に突然起き出し、叫び声をあげるなどの恐怖様症状を示す症状のことである。
数分から十数分間症状が続く。
夢とは異なり目覚めた時には本人はそのことを覚えていないのが普通である。
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)。
2025年7月1日12時(日本時間)現在での最新版を取得。

娘の症状にピッタリでした。
正式な名前があり、異常なことではないと分かって安心しました。
ここからは、娘の夜驚症について、私が考える原因をお話します。
何度か症状を繰り返すうちに、夜驚症になる日には共通点があることに気が付きました。
それは、日中の疲れと夜の寝付き方です。

娘は普段寝つきに時間がかかるのですが、昼間にたくさん遊んだにも関わらず昼寝をしなかった日は、夜お風呂に入っているうちに寝てしまうことがありました。
ひざの上に寝かせてシャンプーしていたのですが、その間に寝てしまい、起こしても全く起きないのです。
仕方なく、そのまま身体も洗い、バスタオルに寝かせて身体を拭き、寝ながらドライヤーもしていました。(それでも起きない!笑)
そしてそんな日は、ベッドに運んで数時間後、ほぼ必ず夜驚症を発症していました。
普通に寝た日でも夜驚症を起こすことはありましたが、お風呂で寝てしまった日はほぼ必ずだったので、日中の疲れが原因であることは明白でした。
そのため、そんな日は、娘をベッドに運んでから残りの家事や自分の寝る準備を急いでして、いつ娘が叫び出しても対応できるようにしていました。

夫は帰宅が遅く、大体娘と二人きりだったのでトイレ行くにもヒヤヒヤでした・・・
夜驚症になった時の対応・・・我が家の場合
はじめの頃は泣き叫ぶ娘を見て、怖くてかわいそうで、どうしていいか分からず毎回あたふたしていました。しかし何度も経験していくうちに、一つの対処法に落ち着いてきました。
それは、「見守る」です。
「大丈夫だよ」と声をかけても、抱きしめようとしても娘は一向に落ち着かず怯えるだけ。それならば、下手に刺激を与えるより何もしないほうがいいのではという考えに至りました。

結局は「見守るだけ」が、一番早く落ち着くように感じました
怯えて泣き叫ぶ娘を見ているだけなのはとても辛いですが、数分後には落ち着いてくるのでそれまでこちらも頑張って耐えます。
ベッドから立ち上がるときもあるので、危険がないように常に見守りは必要です。
ただ、あまりにも長引く場合は、電気をつけて声をかけ無理やり起こすこともありましたよ。

まとめ・・・いつかは終わると信じよう
夜驚症の子供に対応するのは疲れるし、親として泣き叫ぶ我が子を見るのは辛いですよね。
しかも普通の泣きとは違う、本当に起きている時には見せないような、この世の終わりのような顔をするんです。見ているだけで、精神的も疲れます・・・
しかし、夜驚症はたいていは成長とともになくなるということで、娘もいつの間にか症状が出なくなりました。
今、お子さんの夜驚症に悩んでいる方もいつかきっと終わりはきます。

生活のリズムの乱れや、昼間に感じたストレスや興奮・恐怖体験が原因とも言われますが、毎日規則正しく、ストレスを溜めさせない生活なんて、なかなか出来るものではありません。
偉そうなことを言うつもりはないのですが、お子さんの夜驚症を自分の育児のせいなどとは思ってほしくありません。
お子さんが成長していく上で、必要な過程だと思って大きな心で見守りましょう。
以上、我が家の夜驚症体験記でした!