「子供が幼稚園から帰宅後、不機嫌で癇癪を起こして対応するのが辛い」
これは、娘が幼稚園~小学校低学年まで抱えていた悩みです。
当時はどう対応してよいか分からず、解決策も見つからず、毎日娘の帰宅に怯える日々でした。
今回は、その当時の娘の様子、私がとった行動や、あとになって娘に聞いた癇癪の理由などについてご紹介します。
毎日帰宅後に始まる娘の癇癪
幼稚園入園まで、娘はいつも朗らかで笑顔で、不機嫌になったり怒ったりすることはほとんどない子供でした。
入園後、1週間ほどで行き渋りが始まり、ゴールデンウィークが終わった頃にようやく泣かずに登園できるようになりました。
と、安心したのもつかの間、今度は帰宅後に機嫌が悪くなるようになりました。
園にお迎えに行ったときはご機嫌で、帰りの車の中でもその日の園での出来事を楽しそうに話してくれます。しかし、自宅が近づくにつれ口数が減っていき、到着する頃にはだんまり不機嫌な状態に。
まず車からなかなか降りない。
何とか降ろして自宅に入ると、そのままソファに倒れこんでグダグダ言い始める。
そのうちグダグダがイライラに代わり、ギャン泣きに代わり、パニックのように癇癪を起こす。
これが、ほぼ毎日のように起こりました。
なぜ癇癪を起こすの?娘が語った理由

「きっと幼稚園で頑張って疲れているんだろう。」
「帰ってきたら安心して我慢していた感情をぶちまけているのだろう。」
そう思い、最初は私も娘に寄り添って「疲れたね」「頑張ったね」と声掛けをしていました。
しかし、ひどい時は1時間近く続く娘の癇癪。
私も仕事で疲れていたし、夜ごはんを作る時間もせまっているし、だんだんと心に余裕がなくなってきます。

怒鳴ってしまう日もあったし、リビングで泣き叫ぶ娘を置いて寝室にこもった日もありました。
そんなある日、夫が辛抱強く娘に寄り添い、娘の気持ちをゆっくり聞いてくれました。
(その頃、すでに私にはそんな余裕はありませんでした・・・)
そして、娘なりに癇癪を起こしている時の自分の感情を言葉にしてくれました。
「家に帰ったら手を洗ったり、服を着替えたりしないといけない。」
「だけど、とても疲れている。」
「やらなければと思う気持ちと、やりたくない気持ちがあって、どうしていいかわからない。」
その言葉を聞いて、真面目な娘らしいとすごく納得しました。
ただ疲れていて気持ちを発散させているだけではなく、娘の中で葛藤していたんだなと。
理由がはっきりわかると、癇癪に付き合うときも少し気持ちに余裕が出来た気がします。
癇癪への対応

理由がはっきりわかったところで、どうすれば帰宅後に癇癪を起こさずにいられるか、家族で話し合いました。
娘自身も、帰宅後に泣くのをやめたいと思っていたようで、積極的に話し合いに参加してくれました。
我が家で行った対応は以下のとおり
・帰宅したら、荷物や着替えはそのままにして、手洗いだけ頑張ってする
・そしたらテレビや動画を観ながらお菓子を食べて休憩する
・30分くらい休憩したら、着替えをしたり荷物を片づける
すごくすごく簡単なことで、わざわざ決めることではないように感じますが、小さい子供にとってはひとつひとつがとても大きなことです。
また、片づけや着替えなんてしなくてもいいと思われるかもしれませんが、娘の場合は本当はきちんとやりたいという気持ちがあるので、自分でやるということが大切でした。
もちろん、まだまだ不機嫌になる日もありましたが、以前は毎日泣いていた娘が泣かずに過ごせる日も増えてきました。
小学校帰宅後もまた不機嫌に・・・今度は宿題が嫌?
娘は小学生になり、私は働いていたので学童に通うことになりました。
通い始めてしばらく経ち、小学校→学童の生活にだいぶ慣れてきた頃、再び帰宅後の不機嫌が始まりました。幼稚園の頃と違い、泣き叫ぶことはなかったですが、イライラ不機嫌になりメソメソと泣き続けるという感じです。
今回は、
「帰宅後に宿題がやりたくない、でもやらないといけない、どうしてよいかわからない。」
とのこと。
しかも今回は学童でお菓子も食べてきているので、帰宅後のお菓子休憩タイムも取れません。
お菓子くらいまた食べればいいじゃんと思うかもしれませんが、繰り返すですが娘は真面目なため帰宅後に再びお菓子を食べることも嫌なのです笑
なので
お菓子は食べずに少しだけ牛乳とかヤクルトとかを飲んで動画を観て休憩する
気持ちが落ち着いたら、音読や計算カードを私と一緒にゲーム感覚でやる
計算カードは「1+3は?」とか「9-2は?」とか一問一問私が聞き、音読はひと段落ごとに私と交代で読んだりしました。
時間も取られるし、小学生にもなって甘やかし過ぎかもしれませんが、このほうが結果的にはその後の家事や作業がはかどって早く終わります。

3年生頃には嫌々ながら自分で気持ちに折り合いをつけて一人で宿題も片づけも出来るようになったので、手をかけないと何も出来ない子になることはないと思います。
まとめ
いかがでしたか?
子育てにおいてあまりメジャーな悩みではないかもしれませんが、その分悩みを共有できず、実は一人で抱え込んでいる親御さんも多いのではないかと思い、記事にしてみました。
仕事で疲れて帰宅して、これから食事や洗濯、お風呂などやることが山のようにある中で、不機嫌な子供に付き合うのは本当に疲れるしストレスが溜まりますよね。

私も当時はストレスで、一日中頭痛がしていて辛かったです。
今現在、同じ状況にある方々。
とても大変だと思いますが、いつかは終わると希望をもって、我が家の体験を少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。